背中の皮膚に局所麻酔をした後、腰の背骨の間より細いチューブを硬膜外腔に留置します。
硬膜外麻酔の処置は約10分、麻酔薬を使用し除痛効果が現れるまでは約15分です。その後、ご自身の痛みにあわせて麻酔薬を数時間おきに注入していきます。
計画分娩の場合は陣痛が来る前にチューブを挿入し、麻酔薬が使える状態にしておきます。
麻酔薬は妊婦様のご希望のタイミングで入れることが可能です。
また、いつでも通常(普通)分娩から切り替えることもできます。
生まれる直前ですと麻酔が間に合わない場合もありますので、早めの麻酔をおすすめします。
Q. ちゃんといきめるの?
A. 陣痛の感覚もなくなってしまった場合には、助産師のアドバイスでいきんでいただきます。
Q. 微弱陣痛になってしまった場合は?
A. 陣痛促進剤を使用します。また吸引分娩になることもございます。
Q. 赤ちゃんへの薬の影響は?
A. まったくありませんのでご安心ください。
Q. 麻酔で具合が悪くならないの?
A. 血圧の変動で多少気持ち悪くなるなど症状が出現した場合には、点滴よりお薬を使用させていただきます。当院では365日24時間、麻酔専門医管理の下、安全で確かな無痛分娩を選択できますので、安心してご出産に臨んでいただけます。